出版情報システム

出版社の会計・人事業務において柔軟な対応が可能なシステムを構築します。
会計においては多岐にわたる支払いや精算などに、各社員がストレスなく伝票入力ができるシステムを提供しています。
人事においては組織の管理と社員の個人情報（家族情報含む）や入社から異動、昇格、退職までのキャリア情報などの人事情報の管理や、出退勤情報をベースに給与計算を行います。
またERPパッケージを用いて財務会計システム・管理会計システムを構築し、経理業務の効率化や経営戦略の立案・遂行をサポートします。
出版業界における豊富な業務知識をベースに、労基法や税制改正の対応など、法制度の変更にも迅速に対応し、法令に基づく届出書の作成代行サービスも提供しています。

企画内容や著者名、タイトル、製本仕組み、ISBN（国際標準図書No.: International Standard Book Number)コード、近刊情報、書影や、書籍の内容やイベント情報などプロモーションに役立つ情報などの管理が可能です。
販売・物流・制作・資材などの各業務システムやネット書店とも連携を図り本や雑誌に関するあらゆる情報管理を実現します。

本や雑誌の記事・写真などにはすべて著作権があり、その一つひとつの版権の管理はきわめて煩雑です。また近年のデジタル化にともなって作品の単位や販売形態はより多様化が進んだ結果、管理業務はより複雑化しています。
知的財産権システムでは著作物のマスター管理から、著者（権利者）との出版契約書・著作物利用契約書等の作成の支援と管理を行います。また、契約書情報から出版社の保有権利情報や、著者への印税及び２次利用料の分配情報等を一元管理を実現します。

制作システムでは本の制作において定価や発行数決定ために制作のコスト、品質、供給のバランスを考慮するための必要な原価シミュレーションや、推算された結果に基づいた書誌コードと発行数決定を援助し、印刷所、製本所、加工所へ制作の発注を行います。
資材システムでは、必要な用紙や材料の使用量の推算や、印刷所に納入する用紙の通知、用紙代理店への手配の管理が可能です。

編集支援システムは、タイトル、ページ数、内容、広告など雑誌の各作品管理や進行管理、その他稿料・画料の支払い、権利の管理、発注先への委託書の発行を行います。
本の設計図となる台割表の作成や広告情報の管理も可能です。
編集費や原稿稿画料の管理など編集に必要な業務を支援します。

新刊と重版では発行時期や部数確定に際して必要な情報が異なりますが、書店・コンビニからのPOS（店舗管理: Point Of Sales System)データを集計し、類似商品との売れ筋比較など各種の資料から最適な発行時期・部数の決定を実現します。また、返本の状況や在庫の動きなどによる断裁のタイミング、管理や配本・搬入・売掛などの情報も一括管理し販売管理に必要な各種統計資料の出力が可能です。本の最適な発行部数を確定させるためのシステムを提供します。

近年では販売形態の多様化から取り扱うデータの管理が煩雑になっています。電子コンテンツ管理システムでは、配信先に対応した配信ファイルの取り扱いや、商品単位や著者単位等の売上資料の出力、売上金額の支払先への振り分けなど、お客様の管理ニーズに合わせたシステムを提供します。
また、ライツ作品データの売上集計機能もオプションとして対応可能です。

出版事業における物流センターを統括する情報システムをはじめとし、取次・書店、注文サイトからの注文に基づき受注、出荷、入出庫、在庫の管理など、雑誌・書籍をはじめとして多様化するアイテムの物流管理をサポートし円滑な出版物流を実現します。