モンゴル国ウランバートル市大気汚染対策能力強化プロジェクト。
独立行政法人
開発途上国への国際協力を行う実施機関
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導入の経緯・目的
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- 固定発生源及び移動発生源の排出ガス測定体制の構築
- 大気環境モニタリング体制の改善
- 大気拡散モデルによる汚染源の特定
- 大気汚染対策に係る関係機関への人材育成や能力強化
- PM10が1000µg/m3を超過するなどの深刻な大気汚染
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結果
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- 固定発生源及び移動発生源の排出ガス測定体制の構築
- 大気環境モニタリングの体制構築
- ボイラ登録管理制度の導入
- 大気汚染対策の実施体制構築
- 大気環境モニタリングネットワークの開発
事例概要
ウランバートル市の冬季では、頻繁にPM10が1000µg/m3を超過するなど、大気汚染が極めて深刻な状況でした。フェーズ1(2010年~2013年)、フェーズ2(2013年~2017年)では、固定発生源及び移動発生源の排出ガス測定体制の構築、大気環境モニタリング体制の改善、大気拡散モデルによる汚染源の特定、汚染源管理の為のボイラ登録管理制度の立ち上げ、モンゴルの関係機関への人材育成や能力強化を行いました。フェーズ3(2018年12月~2024年7月)では、環境負荷のより少ない改良燃料の導入や自動車排ガス対策などのパイロット事業、大気汚染対策実施体制の構築及び強化に重点を置き活動を行いました。